【SV】シーズン15【最終78位】選出誘導パワフロルスタン

 

使用構築

↑最終構築

↑2050まで。途中からカイリューの型のみ変更

 

 

構築経緯

ランクバトルで勝つことも目標だがS15終盤に開催されるポケモン竜王戦2024本戦(竜テラス絶対選出+レギュFルール)の出場権を手に入れることが出来たので竜王戦でも勝ちに行けそうな構築作りを目指した。本構築を竜王戦仕様に調整したものはこちら

orosiponzupoke.hatenablog.com

 

初手水ウーラオス@気合いの襷が初手ブリジュラス,ハバタクカミに非テラスで数的有利を取りやすく試合展開を想像しやすかったためこのポケモンから組み始めた。

 

②水ウーラオスを初手置きする上で課題となるのがドヒドイデ,キョジオーン,ヘイラッシャ等の受けポケモンが突破できないことだが,これらのポケモンと対面した際にあと投げする崩し枠としてキラフロル@パワフルハーブを採用した。

・受け構築に対して通りのいい岩高打点

・毒菱により裏のポケモンの崩しの要求値を下げることができる。

・初手に特殊ポケモンを呼びやすくなる(ブリジュラス,ハバタクカミ)物理が来ても裏はカイリューサーフゴーなどの毒菱がきつくない選出をされやすくなりウーラオスと相性の良い選出誘導力

・受けポケモンが投げられなかったとしても最低限ある対面性能

・毒菱回収

 

襷ウーラオス+パワフルハーブキラフロルの相性の良さはS14のリ奴様の構築記事から学ばせていただきました。

リ奴様掲載許可をいただきありがとうございます !

jjron-yatsu.hatenablog.com

jjron-yatsu.hatenablog.com

 

③次に襷水ウーラオスの対面性能キラフロルの選出誘導力を生かしながらスタンパに対して嚙み合いをなくせる2体を考えた。

vs.

・初手ブリジュラスorハバタクカミの裏からパオ,カミ,ラオス,カイリューが出てくるパターンが非常に多く,この並びはタイプ補完が取れていないためサイクルは基本できない部分に着目した。襷水ウーラオスをスイープしに出てくるポケモンに有利+受けにくいポケモン後出しジャンケンで合わせていくことで嚙み合いをなくせると考えた。

④これらの条件を満たすポケモンとしてS速め赫ガチグマ@オボンの実+

3W剣舞炎オーガポン@竈門の面を採用。

パオ,ラオス,カイリュー,テラス後ガチグマ←ガチグマ

ハバタクカミ,サーフゴー、非テラスガチグマ←炎オーガポン

をそれぞれ合わせていく。

・初手襷水ウーラオスが数的有利を取れなかった展開でも(ジャポブリジュラス等)ガチグマ+炎オーガポンの並びが欠伸→剣舞の積み展開や相手の拘りアタッカー(眼鏡ハバタクカミ,サーフゴー)に対して技の一貫を切りながら最低限のサイクル戦を仕掛けることができる。

 

この並びでランクバトルに潜りまくったところランドロス+水ウーラオス受け入りのサイクル構築に対して襷水ウーラオスの仕事量が少なく勝率が悪かったため第二の初手要員を採用することにした。相手の初手拘りアタッカーの足を奪うor相手を全体的に削ってくれれば炎オーガポンでサイクル破壊を狙えると考えたため,凍える風電磁波HBハバタクカミ@ブーストエナジーを採用。

 

⑥最後に上述のキラフロルだけでは崩しきれない再生力サイクルにメタを張りたいと考えた。そこで初手置きしながら再生力サイクルの取り巻きに多い襷,鉢巻パオジアン,イーユイ等に対面勝つことができ,ママンバレルグライに身代わりを残しながら崩しを狙える身代わり龍舞カイリューイカサマダイスをドラゴンテラスで採用。この並びでレート2050までは上げれたが最終日に再生力サイクルにマッチングしなかったので最終的には崩し+スタンパにも投げやすい龍舞アンコカイリューイカサマダイスを鋼テラスで採用。

 

コンセプト

・選出誘導等をいかして序盤から数的有利を取り逃げ切る。

・使い慣れたポケモンで嚙み合わせる。

 

個体解説

※性格上昇補正がかかっている部分をで表示

※性格下降補正がかかっている部分をで表示

水ウーラオス@気合いの襷

ラスタル:ゴースト

性格:意地っ張り

特性:ふかしのこぶし

実数値:175‐200(252)‐129(68)‐×‐80‐141(188)

技構成:水流連打 インファイト アイススピナー アクアジェット

詳細

持ち物

・ハバタクカミ,ブリジュラス等の高火力ポケモンにテラスを切らずに対面処理を狙うため気合いの襷

ラスタル

・ウーラオスミラーの格闘技,カイリューの神速を透かせるゴースト。テラスタルを切ってでも数的有利を取りに行くことを意識すると勝率が上がった。

技構成

‐「水流連打,インファイト

一致高打点

‐「アイススピナー」

あと投げカイリューへの最大打点,フィールド破壊意識

‐「アクアジェット

対面性能を上げる先制技

解説

構築の組み初め。シーズン中盤は想定通りの仕事量でハバタクカミ,ブリジュラスを倒してくれていたが終盤になるとスカーフ水ウーラオスの減少を受けてなのかジャポの実ハバタクカミ,最速ブリジュラスが増加したことで数的有利を取りづらくなってしまった。

配分意図

HB

189(252)パオジアンのサイコファング+氷の礫を99.61%耐え

189(252)パオジアンのサイコファング+不意打ちを33.21%耐え

172(252)パオジアンのサイコファング+不意打ちを96.1%耐え

200(252)オオニューラの猫だまし+インファイト+毒ダメージ1回確定耐え(85.8~99.5%)

A

特化

S

・準速ドリュウズ抜き

・襷ミラー下から行動意識

 

赫ガチグマ@オボンの実

ラスタル:どく

性格:控え目

特性:しんがん

実数値:220(252)‐×‐154(108)‐183(92)‐87(12)‐78(44)

技構成:ブラッドムーン 大地の力 真空波 欠伸

詳細

持ち物

・パオジアン,ウーラオスと非テラスで殴り合い,耐久面の努力値をC,Sに回すことができるオボンの実

ラスタル

・環境トップのポケモンとの殴り合いで半減できる範囲の多いどく

技構成

‐「ブラッドムーン,大地の力」

一致高打点

‐「真空波」

対面性能を上げる先制技。また先制技があることで数的不利な状態から出しても捲りを狙える。

‐「欠伸」

相手の積みアタッカーを流したり(主にカイリュー)対面操作,起点作りなどを行うために採用。欠伸ループを相手が抜けられないと判断した場合はハバタクカミなどはガチグマを場に残しながら(瞑想などをしつつ)寝かしてこちらの交換にリスクをつけてくるので欠伸→即オーガポンバックなども多く行うことで勝率を上げた。

解説

圧倒的な火力と耐久で再現性高くウーラオスが得たアドバンテージを返されずに逃げ切ることが出来た。物理ポケモンとの殴り合い性能は文句ないが特殊ポケモンとの殴り合いはテラスタル込みでも不利なことが多いので構築経緯通り物理ポケモンに合わせていくことでパワーを発揮する。終盤に爆速チョッキガチグマが増えたことで狩られまくった。

配分意図

HB

200(252)水ウーラオスインファイトアクアジェットを96%耐え

205(252)ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースを87.5%耐え

C

H220(252)D85赫ガチグマを抜群大地の力で93.7%で倒せる

S

チョッキ以外のミラー意識

 

炎オーガポン@竈門の面

ラスタル:ほのお

性格:意地っ張り

特性:かたやぶり→おもかげやどし

実数値:187(252)‐170(116)‐114(76)‐×‐117(4)‐138(60)

技構成:ツタ棍棒 ウッドホーン じゃれつく 剣の舞

詳細

技構成

‐「ツタ棍棒

一致高打点

‐「ウッドホーン

ラスタルエースとしての運用が多く場持ちがよくあってほしいので相性のいいウッドホーンで採用。余裕があればウッドホーンの回復量から相手のポケモンの調整まで割り出し再戦にも備える。

‐「じゃれつく」

あと投げカイリューに対しての最大打点

‐「剣の舞」

ウッドホーンと相性が良いことや有利対面に剣の舞を押すことであと投げされるカイリュー,持久力ブリジュラス等を破壊できるので試合を有利に進めることが出来た。剣の舞が見えたことでじゃれつくを切る動きも多くされたのもよかった。

解説

環境トップのポケモンと殴り合いができつつ非テラスでハバタクカミに有利なのが魅力。命中安定高打点,優秀な耐性等安定感のある活躍を見せてくれた。耐性面では赫ガチグマと相性が良くサーフゴー,ハバタクカミの一致技,ステラパワージェム等の一貫を切りながら戦うことが多かった。

配分意図

HB

204(252)カイリューのテラス神速2発を94.54%で2耐え

HD

205(252)イーユイの眼鏡悪の波動確定耐え

205(252)ハバタクカミの眼鏡パワージェムを93.8%耐え

A

余り

・H197(244)B116(4)カイリューに等倍ツタ棍棒が確定2発(50.7~59.8%)

・H131B135(4)テツノツツミにウッドホーンで87.5%で落せる(A171にすると確定)

S

・準速ブリジュラス抜き

・-1 最速テツノツツミ抜き

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

ラスタル:みず

性格:図太い

特性:こだいかっせい

実数値:157(212)‐×117(252)‐155‐155‐161(44)

技構成:ムーンフォース 祟り目 凍える風 電磁波

詳細

持ち物

・打ち分けしながらSを上げれるブーストエナジー

ラスタル

・サーフゴー,水ウーラオス意識のみず

技構成

‐「ムーンフォース

一致高打点

‐「祟り目」

電磁波と合わせて殴り勝てる範囲を広げる祟り目。vsカイリューサーフゴーを意識するのであればHDサーフゴー以外のあと投げを許さないシャドーボールもありかもしれない。

‐「凍える風」

ランドロスに非テラスでの最大打点。

‐「電磁波」

相手の高速アタッカーの足を奪いこちらの中速アタッカーを通す。耐久ポケモンにも麻痺期待で裏のポケモンで崩しやすくなったりするので採用。

解説

第二の初手要員として採用したもののウーラオスを初手に置くことが多く初手選出は少なかったが裏から投げて活躍することが多かった。優秀な耐性,技範囲で赫ガチグマとは違うアプローチでカイリューを止めたり,本構築で重い炎オーガポンに対して電磁波を入れることでこちらの炎オーガポンを通したりなど。

配分意図

HB

112ブリジュラスのヘビーボンバーを確定耐え

S

・最速ランドロス+4(ミラー意識)

 

キラフロル@パワフルハーブ

ラスタル:いわ

性格:控え目

特性:どくげしょう

実数値:158‐×‐113(20)‐198(236)‐101‐138(252)

技構成:メテオビーム パワージェム 大地の力 アシッドボム

詳細

持ち物

・メテオビームを打つためにパワフルハーブ。相手の守る,はたきおとすに注意しながら使用する。

ラスタル

・受けポケモンをワンパンできる範囲を広げるいわ。モロバレル等がワンパンできるようになる。

技構成

‐「メテオビーム」

一致超高打点

‐「パワージェム」

受け構築に通りのいい一致高打点でありメテオビームを打った後に連打する

‐「大地の力」

岩技との補完を意識。受け構築に鋼テラス+ふゆうが増えていたため求める補完の役割的には果たせていない。

‐「アシッドボム」

捨て台詞オーロンゲサイクルや受けループ等にメテオビームと合わせて崩し性能が上がり強かった。Aキュウコン壁展開に対してもAキュウコン倒す→死に出しエースにアシッドボムを入れて退場することできつめな壁構築にも抗っていた。

解説

選出誘導+崩し性能で見えない所や特定の構築の勝利に大きく貢献してくれた。耐久を削りSに回すことで準速カイリュー,遅いランドロスも抜けるためカイリューハッサムの並びには初手置きで勝負を決めに行くことも多かったが基本的には裏から耐久ポケモンに合わせていきたい。初手ウーラオスでガチグマにテラス強要→ブラッドムーン読みキラフロル投げメテオビーム,初手キラフロルでハバタクカミにゴースト技電磁波強要→赫ガチグマ投げ等の並びを活かした動きも可能だがスタンパに対しての選出率は低かったのであまりやる機会はなかった。vs受けサイクルにはオオニューラ,オーロンゲの猫だましにあと投げしてどくびしを撒きながら崩しを狙うパターンとオーロンゲの捨て台詞等デバフサイクルには下からアシッドボム→メテオビームでサイクル破壊を狙うパターンがある。

配分意図

HB

200(252)オオニューラの猫だまし+インファイトを98.44%耐え

C

余り

・H167(4)D120カイリューを+1メテオビームで確定1発(100.5~118.5%)

・H157(252)D180(140)ドヒドイデを+1岩テラスメテオビームで75%で落とせる(95.6 ~ 113.4%) 

・H221(252)D113(100)モロバレルを+1岩テラスメテオビームで確定1発(107.7 ~ 126.7%)

・H241(4)D106(252)ママンボウを-1アシッドボム+D-2状態ママンボウに±0岩テラスメテオビームで倒せる (101.7 ~ 121.2%)←オーロンゲの捨て台詞からママンボウ着地意識

S

準速

・準速ブリジュラス抜き

 

カイリューイカサマダイス(ドラゴンテラス)

ラスタル:ドラゴン

性格:意地っ張り

特性:マルチスケイル

実数値:169(20)‐198(204)‐125(76)‐×‐121(4)‐126(204)

技構成:スケイルショット 地震 身代わり 竜の舞

詳細

持ち物

・スケイルショットを高打点にするためにイカサマダイス

ラスタル

・スケイルショットの威力を上げることで受けポケモンを倒せる範囲を広げるドラゴン

イカサマ持ちモロバレル等に竜の舞を打たずに処理スピードを上げることが出来る

技構成

‐「スケイルショット」

打ち分け可能な一致高打点

‐「地震

スケイルショットとの技範囲意識

‐「身代わり」

ママンボウ,キョジオーン等の受けポケモンに身代わりを残して崩しを狙う。最速以外のグライオンを完封できるようになるのも強い。

‐「竜の舞」

受け+高速高火力アタッカーに身代わりと合わせて崩しを狙うために採用

解説

元々は竜王戦の配信卓で活躍させたら盛り上がるぞ!と友人からアドバイスをいただいたところから生まれたがダメージ計算をしてみると環境の受け構築に絶妙にささりそうな結果が出た。カイリューのキャラパワーやスケイルショット+イカサマダイスが対面性能の高い型であることから対面+受けに選出した際に腐りにくいのもよかった。オーロンゲがいる場合はスケイルショットで崩せないので上述のキラフロルと同時選出を行い2パターンでの崩しを狙った。

配分意図

HB

189(252)パオジアンの鉢巻つらら落としを93.75%で耐える

A

・パオジアンH155B101(4)にドラゴンテラススケイルショット4発で99.73%で倒せる
モロバレルH221(252)B134(252)にドラゴンテラススケイルショット4発で確定2発(54.3 ~ 65.2%)

ママンボウH241B132(252)にドラゴンテラススケイルショット4発×2で99.99%で倒せる

グライオンH177(212)B165(36)にドラゴンテラススケイルショット5発で99.8%で落せる

S

・+1で準速パオジアン抜き

 

カイリューイカサマダイス(鋼テラス)

ラスタル:鋼

性格:意地っ張り

特性:マルチスケイル

実数値:167(4)‐204(252)‐115‐×‐120‐132(252)

技構成:スケイルショット アイアンヘッド 竜の舞 アンコール

詳細

持ち物

・スケイルショットを高打点にするためにイカサマダイス

ラスタル

・耐性,アイアンヘッドの威力を上げる鋼

技構成

‐「スケイルショット」

打ち分け可能な一致高打点

‐「アイアンヘッド

ハバタクカミ意識

‐「竜の舞」

キラフロルと同時選出することが多いため水ウーラオス,ランドロス等にキラフロルで突っ込んで倒された場合にそれらを起点に捲りを狙うために採用

‐「アンコール」

竜の舞と合わせてカイリュー単体で起点作成→積みを行ったりドヒドイデ,ドオー等のどくどくをメインに動かしてくるサイクルを鋼テラスと合わせて崩せたりと対面+受けに選出しやすくなるので採用。

解説

最終日にママンボウサイクルに当たらなくなったので上述の型から変更。地面の一貫切り,構築で重めな水オーガポンの相手をするなど軸の苦手な部分を圧倒的なキャラパワーで埋めてくれた。初手置きすることも多く雨パや明らかにステルスロックを撒いてきそうなブリジュラスに竜の舞をすることで対面処理と上から考慮外のアンコールで試合を決めに行く動きが終盤に見つかったためカイリューを使う際はこれからも勝てる立ち回りを探しまくることを意識したい。

配分意図

A

特化

S

準速

・ミラー意識

 

選出・立ち回り

※先頭が初手

vs.

構築経緯,コンセプト通りに選出誘導等をいかして序盤から数的有利を取り逃げ切る。

 

vs.

ステルスロック撒きのいるカイリューサーフゴーの選出。カイリュー炎オーガポンを通したい

 

vs.

初手によくカイリューが来るのでメテオビームでワンパンして逃げ切りたい。初手にハバタクカミが来た場合はガチグマ引きから崩しを狙う。

 

vs.ママンボウ

①【

モロバレル入りの選出。相手の選出パターン,技選択で無限に勝ち筋が変わっていくが基本はキラフロルとオーロンゲを対面させて崩しを狙う。

 

②【

モロバレルいない+オオニューラ等アタッカー多めな場合の選出。モロバレルがいないとウーラオスが通しやすいことが多い。

 

vs.

初手ウーラオスとガチグマが対面したらAキュウコン引き読みフロルバック

Aキュウコンフロルで処理したら裏から出てくるエースにアシッドボムを入れて赫ガチグマで処理しに行く

 

vs

カイリューで初手ブリジュラス,イエッサンに竜の舞。オオニューラにカイリューがスイープされたら赫ガチグマでテラス欠伸でサイコフィールドを枯らしながら裏のポケモンを強く使わせない。

 

vs.

アシッドボム+岩テラスメテオビームで崩しながらハピに鋼テラスされたら炎オーガポンを通すルートに切り替える。

 

キツイポケモン

・身代わり竜の舞カイリュー,トドロクツキ

・赫ガチグマより早い赫ガチグマ

・炎岩オーガポン

・初手ドレインパンチウーラオス

 

結果

TN:バイオレット最高最終2127(78位)